2017 6 5
今も昔も
そして!
どこのブランド
どこのお店にもでもあるデザイン。
今日はあえてその
ありふれたデザインのお話。
その一つが
ミル打ち加工(ミルグレイン)したデザイン。
女性らしいデザインと良く言われますが…。
画像やカタログを見ているだけでは
何にがどう違うのか分からないと言うのがお客様の本音ではないでしょうか?
実際Dankeに足を運ばれたお客様でも
「これ!良く見るデザインですよね!」っ…と
突っ込まれてしまいます。
確かにありふれたデザインと
言えばそうなんですが…。
ありふれたデザインだからこそ「中身」を知って比較した方が良いと思いませんか?
つまり、どんな地金に対してミル打ちを施しているかです。これだけの細かい細工を施す時ほどクドイようですが地金の密度がしっかり詰まった地金の方がキレイに仕上がると思いませんか?
クリスチャンバウアーの地金は
このような指輪の作り方 ↓
つまり、鍛造削り出し(一度だけ圧力を加える工程ではなく、工程によっては圧延したり圧縮した地金)をくり抜いて「輪」になっているベースに対してミル打ちを施しています。
直径2㎝余りの指輪
幅が太い指輪と言っても1㎝未満の中でのデザイン表現。その中で個性を出そうと各社総力上げてますから…。
そこに来て数年前から金が高騰してる影響からか
やけに結婚指輪も薄・細のデザインが好まれる?
好まれる?!と言うより
薄・細のデザインしかお店に置いてないのが現状とも言いますが…。
その結果
薄い・細いが支流 → (売れる)となり
結婚指輪は細いのが正しい?! みたいな
イメージになっている人が
案外多いのではないでしょうか?
余談はこのくらいにしてミル打ちですが
クリスチャンバウアーの場合はミル打ちだけでもデザイン選択肢が数々…。
ほんの一例ですが
ミル打ちを施すところだけをあえて接合した地金にミル打ち加工をしたり(生産性だけを求めるならば、わざわざ複雑工程の接合はしない方が楽なんですけど…。)そこをあえて取り組んでたりもしてます。
文章でお伝えするよりも
実際に指でミル打ちの所に触れて頂けると更に違いが…。
お客様から「ミル打ち」でこんなにも滑らかなのは始めて…と驚かれる事が多いのに私の方がビックリしてますが…。この意味はあえて表記はしませんが…(苦笑)
密度が詰まった地金の利点はミル打ちに限らず
今年の新作ではこんなデザインに進化してます。
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