2017 3 28

削ぎ、削がれ、削がれたら…。

ダイヤが主役の指輪は数多し

 

地金はダイヤを支える為の脇役だと
思っている人が多いのでは?

 

が!しかし!

 

そうとばかりは言ってられない
地金が主役となる新作登場です。

 

クリスチャンバウアーの切削技術
ここまできたかっ!と思わせるデザイン。

これだけの完成度で仕上げられるのはクドイようですが地金の密度がしっかりと詰まった鍛造製法だから・・・。

先ずはその背景がない事には削ぎ落としたとしてもエッジ(角)が出せない。

しかも、今回買い上げたこのデザインは今までの指輪のデザインのように表面に段差やラインの「切削」と言った内容とは異なり、指輪の側面に対して切削を施しているので指輪自体に厚みが無いと側面と言うが存在しない事には先ずはデザインとしては成り立ちません。

 

確かに指輪に厚みが無い方が指あたりは優しいのかも知れませんがこんな立体的に表現出来るデザインは不可能。

 

裏を返せば幅が細くても厚みさえあれば充分にデザインを施し存在感のある指輪に・・・。
ダイヤモンドの輝きとはひと味違う地金の輝きが切削技術によって誕生しました。

きっとこんな感じで画像をUPすると早かれ遅かれ類似したデザインが登場してくる業界ですが「コレ風」はあっても、これだけのシャキーンとした切削!この完成度はクリスチャンバウアーONLYだと私は思っています。

 

ONLYと言うのには根拠があります。

 

<根拠・その1>
他には無いバウアー独自の鍛造工程

その鍛造工程により密度の詰まった地金を生み

その地金に対して切削する事でより
一層エッジが利く(角が活きる)

複雑に複数の切削を施してでも角がダレる事なく
一つひとつのエッジ(角)が活きる

その角と面の集合体によって単純な輝きではなく
複数の絡み合った輝きとなる

その結果
絡み合った輝きが一つのデザインとして成り立つ

その地金の輝きはダイヤの輝きで言うシンチレーション(チカチカとした七色の光)とは違い地金本来の光沢感で充分に心満たされる存在感となる。

<根拠・その2>
これだけの地金による輝きは自社合金の拘りがあってこそ。何よりも自分達で手掛ける指輪には自分達で素材から手掛ける事が必要不可欠と5大貴金属のみで合金をしている。

(金が高騰してでも合えて純度を下げたりは致しません。つまり「質」を下げる発想はバウアー社には無いと言う事です。)

<根拠・その3>
既にデザインパターンとしては数千種類以上存在する中でバウアー社が今まで培ってきた技術を活かし更に新たなモノを生み出したいと言う取り組み姿勢。

他のブランドにこんなデザインがあるから作ろうと言う二番煎じではなく、バウアー社は「コレが出来る」と言う心意気を今回このデザインを見て私なりに解釈致しました。

 

ならばその心意気をどれだけDankeがバウアー社に変わって代弁できるかが店舗としての役目。
私にとっても新たなチャレンジです。

 

いろんな感情が掻き立てられた今年の新作。先ずは自ら買い常時お店に置き皆様にダイヤの輝きとは違う上質な地金が放つ輝きとバウアーの切削技術を手に取って頂きたくて御用意しております。

 

<余談>
画像で見る限りではこのモデルはいつも以上に好き嫌いが両極端に分かれるデザインかとは思います。が!しかしなんです。実は地金の輝きが尾を引くクセもの…!!!。私自身がそうでしたし地金ってこんなに美しいモノだと教えられた1品です。

 

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