2016 6 27

ライン彫り徹底解説

バウアーの中でも一番多いライン
ダイヤモンドカッターによって削り出すライン
201606272<特徴>
ライン自体がキラキラと光ります。
(深堀りするからイヤ?!出来るから余計にキラキラする)
ダイヤモンドカッターのラインは削りと磨きが同時に進行出来るのが特徴。
業界用語で言う「ダレ」が非常に少なくシャキーンとした印象に仕上げられます。

201606275
(画像の指輪)
2.5mmしかない幅に対して2本のラインを入れ
こんな感じにあえてラインの上にダイヤを22石留め
こうする事によって埋め込みのダイヤに対して光が差し込め
その結果ダイヤは輝く
ある意味ライン・線がデザインのようであって論理的?!

そして、バウアーのデザインの中でも珍しい
201606276
ダイヤモンドカッター + 圧力モデル

<特徴>
写真でもある程度撮影できたのでは?と思っているのですが
1本の線ですがよ~く見ると点・点・点となっているのが特徴。
これは通常のダイヤモンドカッターでラインを削った後に
ラインをより細く表現する為に、片方のサイドから圧力を加え
仕上げたライン。

ライン自体は光りはないですが控えめなラインに仕上がります。

●接合モデルのライン・線彫り N0.1
201605061
(写真のモデルの場合)
3つの地金(プラチナ・ロゼゴールド・ホワイトゴールド)の接合
その中の一番細い層のロゼゴールの箇所だけを
ダイヤモンドカッターで削りよりラインを強調しているデザイン。

 

●接合モデルのライン・線彫り No.2
201606278 201606279

(写真のモデルの場合)
指輪の内側と外側で地金をあえて替え一つの輪を作ってから
ダイヤモンドカッターで外側の地金をライン彫り
内側の地金の色を見せて一つのデザインとして表現。

見た目はシンプル系ですが
実はなかなか手の込んだ作り方をしているのが
クリスチャンバウアーです。

そしてライン(線)と言ってもこれだけの技法の選択肢があるのは
クドイようですが鍛造と言う密度の詰まった地金だからこそ
表現出来るシャキーンとした溝・ライン・線なのです!

デザイナー的にはデザインを描く選択肢があると言うこと。
お客様的にはそれだけデザイン選びの選択肢が広がる。
お店的にはサンプルを買うのは楽しみのような品揃えとなると悩みどころ。

是非!この10年余りでコツコツ買い集めてきた
ダンケセレクトのサンプル150本余りを見にきてくださいね。

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