2016 4 18

指輪の撮影は難しい。

この15年余りずっとクリスチャンバウアーの
指輪の写真を撮影し続けてきてますが

このホームページ・デザインコレクションの画像
広告に使用する指輪
最近、始めたインスタグラム
(インスタ検索 danke2005 )

そしてある時は
お客様にお渡しする資料として
全て自撮り

遂! 先日もいつものように
撮影を試みて改めて難しいと実感したのが
この指輪

201604187

バウアーの指輪の製法は
型に流し込む量産性の鋳造(ちゅうぞう)製法とは違い
201604184

プレスをかけた地金をくり抜き
削り出していく鍛造(たんぞう)製法 ← クリスチャンバウアーはこの製法です。
工程

この削り出しによって
これだけ規則正しく指輪全体に
デザインを施してある一つひとつの削りを
表現したかったのですが

皆さんに伝わってますでしょうか?

ほんのちょっとカメラの角度が変わるだけで
201604186

こんな印象に変わり…。

削り出した面が鏡面加工なので
写り込みが半端なくあり

指輪自体は直径2cm余り
幅は3.5mmにこれだけの削りを入れてくる
マイスー達に脱帽です。

ひとつひとつの指輪を
いろんな角度から見ながら
「さて!今日はどぅ?料理をしようか?」的な
感じで撮影している間に
指輪全体を見て欲しいと言うより

このデザインのココを見て欲しい!!! 

ついつい熱が入ってしまい
私が撮影する指輪はどうしてもこんな感じの
「引き」より「寄り」の写真が多いのもそのせいかも知れません。

撮影してる時間は私にとっては
リング達と向き合う大切な時間でもあります。
そして、以前そのデザインを御購入くださった
お客様とのエピソードも思いだされ
楽しい撮影タイムとなる訳です。
それらも含めて皆さんに伝わってると
更に嬉しいのですがいかがでしょうか?

皆さんも指輪のデザイン検索を
よくされているかと思いますが
ネット上の画像・カタログの写真は
指輪を見てるつもりが実は平面上の事

指輪は身に着けて
立体的に表現するモノです。

是非!「生」の良さ・デザインを見抜く面白さを
体験しながらお楽しみください。

ちなみにメーカーカタログだと
こんな感じで表現しているデザインです。
201604189

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