2016 5 16

非売品ある所にはある。

今の日本で
もしかしたら世界で

コレを見て
おっ ! と思う人は何人いるかな?

これを見て
懐かしいと思う人はかなりのフルカブさんです。
201605163

むか~し、むかし
日本総代理店へ訪問した際に…

今のDanke schon がOPENする前の事
独立してクリスチャンバウアーの専門店を
立ち上げたいと胸の内を打ち明けに行っていた時代。

そして、幾度となく
代理店に足を運んでいた時に
(昔の代理店の事務所は肩を寄せ合いながら
仕事をしている感じの何ともアットホームな
心地よさがある雰囲気)

その時に
とあるスタッフのひとりから
「面白いモノ見せてやる。」
「非売品だぞ、多分こう言うの好きだろう!」と

引き出しの中から
無造作に出して来て手渡されたのがこの箱。

201605161

はて?なんだろう?
箱にはその当時は見た事がなかった
バウアーの指輪が印刷されてるし
ワクワクしながら

「開けてみたら?」と言われ
開けてビックリ !!!!!

そう!
誰が見ても直ぐに分かる マッチ!
201605162

「何故に…。」
「マッチには深い意味は無いと思う。コレやるよ。」
「頑張れ!」と
手渡されたのがこのマッチ箱!

あれからウンジュウ年
遠い国ドイツから海を渡り
イヤ?! 厳密には空を飛びかな???
そして、日本総代理店を径由して
今ではダンケの引き出しの中にひっそり
引き継がれている箱

このプレゼントしてくれたスタッフは
今は在籍していないけど
その人は日本人だけどドイツでジュエリーを作っていた職人。

今の私がお客様に自信を持って
トークが出来ているのもこの人のおかげ。

販売するにあたり、今の時代ほど
恵まれた資料などお店には全く無かった時代。

指輪の工程からバウアーはここが他のブランドとは違うなど
又、ドイツと言う国の気質を知ってる職人として
互いに日常の業務をしていく会話の中から
聞いた内容がとても多い。
会話から盗んだとも言うけど…。

今では会う回数は減ってしまったけど
会うと時間が足りないほど語り合う
そして、「又!これトークで使うんだろう?…。」 と
笑いながら惜しみなく伝授してくれる。

モノとの出会いでも人生は左右される事はあるけど
やっぱり、人との出会いの方が影響力は大きい。

私が出来る事は製作工程マニュアルをだけを
話す事ではなく、クリスチャンバウアーの
空気感も一緒に伝えていく事。

出会いから始まりプロセスをより楽しむ事を…。

私にとっては一生の財産をこの人から
伝授してもらったように
自分が教えてもらったように今度は
お客様に一生の財産を伝授していきたい。
それは、只単に「鍛造の指輪」と言うモノではなく。

「出会えた事への喜び」と共に…。

このマッチは使った事は一度もないけど
マッチに火をつけなくても
自然とコレを見る度に私の心には
「ポッ」と火が燃え上がる。

消える事はなく
炭火のように真はいつも沸々と赤い
そんな気持ちで

ウンジュウ年、経って気付いた事がある。
「その気持ちを絶えず持ち続けろ! 」と
伝えたかったのかな?
だから、起業しようとしていたあの時の
私にマッチを…。しかも
クリスチャンバウアーのマッチをくれたのかも?ね。

週明けの投稿には
ゆる~ぃ感じがピッタリかと思ったので…。
では!又次回の投稿をお楽しみに…。

maide in dermany

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